2025/09/16 22:10

現在絶賛稲刈り中です。
ご予約いただいたお客様方、到着までもう少しお待ちくださいませ。

さて、本日は当園の籾摺り設備の一部をご紹介したいと思います。

https://youtube.com/shorts/_11EuHk4Vl8
※音量注意※

まず、収穫したお米は次の工程で玄米になっていきます。
①収穫後、乾燥機へ投入されます
 20%以上ある水分量を15%以下へじっくりと乾燥させます。
 この工程により、食味の向上と保存性が向上します
②乾燥が終了したお米は、粗選機を通り、石・稲の茎などの余分なものが取り除かれます
③粗選機から籾摺り機へ籾が投入され、もみ殻と玄米に分離されます
 この状態の玄米は、食卓へお届けするお米以外にも、虫害・高温障害などにより変色したお米や小さいお米などで雑多としています
※変色したお米や小さいお米は精米時の歩留まり(玄米1キロあたり精米がどの程度の量がとれるのか)が悪かったり、見た目が悪かったりしますが、お米としては問題なく食べられます
 そのため、この後の過程で規格外となったお米は、お菓子などの加工用や家畜の餌用として有効活用されます
④籾摺り機からグレーダーに送られた玄米から、小さいお米がはじかれ、大きいお米(当園では1.85mm以上)へと選別されます
⑤選別された大きいお米は、「色彩選別機」を通り、変色したお米が取り除かれます
⑥最後に残ったお米・玄米を袋詰めします

この工程のうち、今回動画でご紹介したのは、⑤の工程です。

当地域(茨城県南部)でも、温暖化の影響を受け、カメムシによる虫害が大量発生しています。
当園では、カメムシの薬剤防除は行っておらず、こまめな草刈りによる対策を行っていますが、それでも特にここ1,2年はカメムシによる被害粒(※)が非常に多くなってきました
※お米に黒い点やシミが発生します

そのほかにも高温障害により、白濁したお米など見栄えが悪かったりするお米を取り除いてくれる機械が「色彩選別機」です。

実は非常に高価な機械のため、まだあまり導入が進んではいないのですが、当園では、できるだけ綺麗なお米を皆様に届けたいとの思いで、奮発して導入しました。

(それでもここ近年の被害粒の多さにより、すべてが取り除けてはいないこと、ご容赦ください)

あと少しで、今シーズンの稲刈りが終了します!
皆様に美味しいお米をお届けするべく頑張っておりますので、ご賞味いただけますと幸いです。